2013年12月31日
今年も一年ありがとうございました!
今年も残すところ、一日となりました。

一年間、「シマ」の宝を探して、発信してまいりましたが、いかがだったでしょうか?
ブログをご覧の皆様に、未来を担う子供たちに、観光に来られた人たちに、
伝えていきたい「ヒギャ」の自慢は、まだまだたくさんあります。
今後も、「ヒギャジマン」をどんどん発信していきますので、よろしくお願いいたします!!
本年もありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

瀬戸内町
S.B.I隊長 鼎
2013.12.31
一年間、「シマ」の宝を探して、発信してまいりましたが、いかがだったでしょうか?
ブログをご覧の皆様に、未来を担う子供たちに、観光に来られた人たちに、
伝えていきたい「ヒギャ」の自慢は、まだまだたくさんあります。
今後も、「ヒギャジマン」をどんどん発信していきますので、よろしくお願いいたします!!
本年もありがとうございました。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
瀬戸内町
S.B.I隊長 鼎
2013.12.31
2013年12月31日
奄美の年末・正月準備
今日は、12月31日。
本年ももう終わってしまいますね。
年末の休みに入り、町中でも慌ただしく正月準備に追われています。
特に、お店ではシマならではの正月用品が並ぶようになってきました。
今回は、瀬戸内町で見られた、年末・正月準備風景を記録しました。
阿木名集落 「阿木名ふれあい市」さん

「阿木名ふれあい市」さんは、集落の皆さんが育てた野菜などを持ち寄って販売する場所。
お店前にはお正月の門松セットや仏花セットなどが置かれていました。
店内の様子。

訪れた時間帯が遅かったのですが、この品揃え。
以前、朝7時過ぎにお店に行ったことがありますが、たくさんの買い物客で賑わっていました。

正月用の金柑でしょうか。
大きくて驚きました。
続いて、古仁屋 「丸平おみやげ店」さん

お土産を買いにではなく・・・
お目当ては「鰹節」

この日は生憎の雨模様のため、鰹節は店内に。
晴れた日にはお店前で鰹節の日光浴風景を見ることができますよ。
店内には椎茸も。

綺麗にパックされ、量も大きさもちょうど良さそう。
お正月のお吸い物用に最適ですね。
これは、鰹節削りマシーン。

正月前は特に忙しいそうで、この日はお孫さんがお手伝いしていました。
削られた鰹節を、わっしと掴んで袋詰め。

鰹節はグラム売りしてもらえます。
お吸い物用に、他の地産商品と一緒に贈答される方が多いそうです。
お次は、古仁屋 「魚屋さん」

島の正月にお魚もかかせません。
これは、贈答用の魚。
お正月用に島外の親戚へ送られる方もいらっしゃるそう。

写真左がソージ(カンパチ)。赤い魚はハージン(スジアラ)、奄美の最高級魚です。
お値段を聞いて、びっくり!
お正月用に奮発して購入してみるのも良いかもしれませんね。
他のお魚屋さんでは、こんなものも!

シマの正月にかかせない、「ヒムン」!!
奄美の正月料理では「三献」と呼ばれる料理を元旦にいただきます。
瀬戸内町では「三献」に、ヒムン(干物)を食する家もあります。
ヒムン用には鯛を購入される方が多いそう。
お魚屋さんで焼かれた鯛も、いいものですね。
いつもは、パンを置いてある古仁屋 「大丸パン」さん

年末の商品棚には、このようにお餅が鎮座。
鏡餅だけでなく、吸い物用の「のし餅」も売っていました。
古仁屋 「新栄青果」さん

こちらもお店前には、正月用の花や野菜・果物が並んでいました。
鏡餅に敷く「うらじろ」

「みかん」と、ざっくり紹介されています。

ちょっと赤みの強いのが「あかみかん」、黄色っぽいのが「ポンカン」です。
「今年のポンカンは味が良いよ~」と、お店の方から1個おすそわけにあずかりました。
食べてみると、みずみずしくて甘かったです。
コタツのお供にいかがでしょう?
切干大根にコ―シャ(山芋の仲間)、生姜

こちらも、年末料理や正月料理にかかせない食材です。
お店奥では、ティバンシャ(リュウキュウツワブキ)の準備に大忙し。

お手製の「ティバンシャ・裂きマシーン?」
ティバンシャを網目状の針金に通すことで、縦に4分割になる仕組みのよう。
ティバンシャは奄美の大晦日に欠かせない「豚骨(ゥワンフゥニィ)」の食材のひとつです。
これが「ティバンシャ」

島外のツワブキと似ていますね。
でも、シマのツワブキの方が繊維とアクが強く、下処理が大変なようです。
ティバンシャを湯がく香りがしてくると、「あ~、もうお正月だな~」と感じますね。
古仁屋 「池田精肉店」さん

お店前には橙やポンカン、パイナップルも。
こちらのお店のお肉は、なんと自家生産豚肉!
豚を潰す日が決まっているので、予約して購入する方もいるそうです。
これは、「塩豚」

冷蔵庫の無い時代、年末に用意された豚肉は塩漬けにして保存されました。
お店で売られている「塩豚」は3日間塩漬けにしたものだそうです。
また、「豚骨」用のお肉にはアバラ肉、三枚肉、ヘラ骨など骨付き肉が使われるそうです。
*********
奄美の大みそかに欠かせない料理「豚骨(ゥワンフゥニィ)」

「豚骨」は、ティバンシャと塩漬けした豚の骨付き肉の煮物のことです。
これは島外でいうと、大みそかの「年越しそば」にあたる料理でしょうか。
今日は、大晦日。

夕食が近付くにつれ、シマのあちこちで豚骨の香りが立ち昇ります。
島の年末年始を彩る食材。
シマの食を大事にすること。
それは、シマの歴史をも大切に後世につなげることでもあります。
年越しそばもいいけれど、「豚骨」もお忘れなく。
それでは、皆さん良いお年をお迎えください。
瀬戸内町・古仁屋/阿木名集落
S.B.I 調査員 鼎さつき
2013.12.31
本年ももう終わってしまいますね。
年末の休みに入り、町中でも慌ただしく正月準備に追われています。
特に、お店ではシマならではの正月用品が並ぶようになってきました。
今回は、瀬戸内町で見られた、年末・正月準備風景を記録しました。
阿木名集落 「阿木名ふれあい市」さん
「阿木名ふれあい市」さんは、集落の皆さんが育てた野菜などを持ち寄って販売する場所。
お店前にはお正月の門松セットや仏花セットなどが置かれていました。
店内の様子。
訪れた時間帯が遅かったのですが、この品揃え。
以前、朝7時過ぎにお店に行ったことがありますが、たくさんの買い物客で賑わっていました。
正月用の金柑でしょうか。
大きくて驚きました。
続いて、古仁屋 「丸平おみやげ店」さん
お土産を買いにではなく・・・
お目当ては「鰹節」
この日は生憎の雨模様のため、鰹節は店内に。
晴れた日にはお店前で鰹節の日光浴風景を見ることができますよ。
店内には椎茸も。
綺麗にパックされ、量も大きさもちょうど良さそう。
お正月のお吸い物用に最適ですね。
これは、鰹節削りマシーン。
正月前は特に忙しいそうで、この日はお孫さんがお手伝いしていました。
削られた鰹節を、わっしと掴んで袋詰め。
鰹節はグラム売りしてもらえます。
お吸い物用に、他の地産商品と一緒に贈答される方が多いそうです。
お次は、古仁屋 「魚屋さん」
島の正月にお魚もかかせません。
これは、贈答用の魚。
お正月用に島外の親戚へ送られる方もいらっしゃるそう。
写真左がソージ(カンパチ)。赤い魚はハージン(スジアラ)、奄美の最高級魚です。
お値段を聞いて、びっくり!
お正月用に奮発して購入してみるのも良いかもしれませんね。
他のお魚屋さんでは、こんなものも!
シマの正月にかかせない、「ヒムン」!!
奄美の正月料理では「三献」と呼ばれる料理を元旦にいただきます。
瀬戸内町では「三献」に、ヒムン(干物)を食する家もあります。
ヒムン用には鯛を購入される方が多いそう。
お魚屋さんで焼かれた鯛も、いいものですね。
いつもは、パンを置いてある古仁屋 「大丸パン」さん
年末の商品棚には、このようにお餅が鎮座。
鏡餅だけでなく、吸い物用の「のし餅」も売っていました。
古仁屋 「新栄青果」さん
こちらもお店前には、正月用の花や野菜・果物が並んでいました。
鏡餅に敷く「うらじろ」
「みかん」と、ざっくり紹介されています。
ちょっと赤みの強いのが「あかみかん」、黄色っぽいのが「ポンカン」です。
「今年のポンカンは味が良いよ~」と、お店の方から1個おすそわけにあずかりました。
食べてみると、みずみずしくて甘かったです。
コタツのお供にいかがでしょう?
切干大根にコ―シャ(山芋の仲間)、生姜
こちらも、年末料理や正月料理にかかせない食材です。
お店奥では、ティバンシャ(リュウキュウツワブキ)の準備に大忙し。
お手製の「ティバンシャ・裂きマシーン?」
ティバンシャを網目状の針金に通すことで、縦に4分割になる仕組みのよう。
ティバンシャは奄美の大晦日に欠かせない「豚骨(ゥワンフゥニィ)」の食材のひとつです。
これが「ティバンシャ」
島外のツワブキと似ていますね。
でも、シマのツワブキの方が繊維とアクが強く、下処理が大変なようです。
ティバンシャを湯がく香りがしてくると、「あ~、もうお正月だな~」と感じますね。
古仁屋 「池田精肉店」さん
お店前には橙やポンカン、パイナップルも。
こちらのお店のお肉は、なんと自家生産豚肉!
豚を潰す日が決まっているので、予約して購入する方もいるそうです。
これは、「塩豚」
冷蔵庫の無い時代、年末に用意された豚肉は塩漬けにして保存されました。
お店で売られている「塩豚」は3日間塩漬けにしたものだそうです。
また、「豚骨」用のお肉にはアバラ肉、三枚肉、ヘラ骨など骨付き肉が使われるそうです。
*********
奄美の大みそかに欠かせない料理「豚骨(ゥワンフゥニィ)」
「豚骨」は、ティバンシャと塩漬けした豚の骨付き肉の煮物のことです。
これは島外でいうと、大みそかの「年越しそば」にあたる料理でしょうか。
今日は、大晦日。
夕食が近付くにつれ、シマのあちこちで豚骨の香りが立ち昇ります。
島の年末年始を彩る食材。
シマの食を大事にすること。
それは、シマの歴史をも大切に後世につなげることでもあります。
年越しそばもいいけれど、「豚骨」もお忘れなく。
それでは、皆さん良いお年をお迎えください。
瀬戸内町・古仁屋/阿木名集落
S.B.I 調査員 鼎さつき
2013.12.31
2013年12月25日
日本復帰60周年記念行事 俵中学校編
今年は、奄美群島が日本本土へ復帰して60周年の記念の年を迎えます。
奄美群島の各地では、復帰を祝う記念行事がたくさん行われていましたが、
私、調査員K.Kは、
加計呂麻島の俵集落・俵中学校の記念行事を調査してまいりました。

今回、俵中学校のご協力をいただき、調査させて頂いた記念行事は、
①板付舟 大島海峡横断(6月30日)
②運動会(9月22日)
③文化祭(10月27日)
④ロードレース大会(12月12日)
の四つです。
まずは、
6月30日 板付舟 大島海峡横断
須手集落からスタート。
加計呂麻島の俵集落を目指して、いざ舟漕ぎ。
波に揺られながら、一致団結。
声援の下、みんな無事にゴールしました。
昨年の様子はこちら
9月22日 運動会

↑↑↑ 動画は、写真をクリック ↑↑↑
復帰60周年の旗を掲げて、「日本復帰の歌」の中、行進!!
思わず見ていた私も歌いたくなりました。(た~いへ~いよ~~の…♪)



六調は、観客のおばあちゃんたちも楽しそうにニコニコして一緒に踊っていました。
大変賑やかな文化祭でした。
12月12日 ロードレース大会
ロードレース大会は、午後から始まりました。
これが、俵中学校の今年最後を締めくくる大きな行事です。
俵から瀬相までの間をタスキをつないで走っていました。
顔を真っ赤にして息が切れるくらい一生懸命
声援を浴びて走っている姿に感動!!

私もカメラを持って一生懸命後を追って走りましたが、途中でダウン↓
中学生の方が元気いっぱいでした。

薩川集落の方々も応援に駆け付けておりました。ありがとうございます。
(この日の午前中は、薩川中もロードレース大会があったそうです。)
瀬戸内町
今年、休校となってしまいました(今後どうなるか心配です)。
今回、俵中学校のご協力をいただき、調査させて頂いた記念行事は、
①板付舟 大島海峡横断(6月30日)
②運動会(9月22日)
③文化祭(10月27日)
④ロードレース大会(12月12日)
の四つです。
まずは、
6月30日 板付舟 大島海峡横断
須手集落からスタート。
加計呂麻島の俵集落を目指して、いざ舟漕ぎ。
波に揺られながら、一致団結。
声援の下、みんな無事にゴールしました。
昨年の様子はこちら
9月22日 運動会

↑↑↑ 動画は、写真をクリック ↑↑↑
復帰60周年の旗を掲げて、「日本復帰の歌」の中、行進!!
思わず見ていた私も歌いたくなりました。(た~いへ~いよ~~の…♪)
各競技、少人数の中ででも一生懸命汗を流して頑張っていました。
10月27日 文化祭
復帰記念ということで展示物は、自分たちで作成した、
10月27日 文化祭
復帰記念ということで展示物は、自分たちで作成した、
戦跡関係の資料、復帰運動に尽力された泉芳朗さんの生涯、奄美の歴史年表などが展示されてました。
(私も勉強になりました。)
復帰に尽力したシマの偉人 昇曙夢の生誕地 芝の散策は、こちら
六調は、観客のおばあちゃんたちも楽しそうにニコニコして一緒に踊っていました。
大変賑やかな文化祭でした。
12月12日 ロードレース大会
ロードレース大会は、午後から始まりました。
これが、俵中学校の今年最後を締めくくる大きな行事です。
俵から瀬相までの間をタスキをつないで走っていました。
顔を真っ赤にして息が切れるくらい一生懸命
声援を浴びて走っている姿に感動!!
私もカメラを持って一生懸命後を追って走りましたが、途中でダウン↓
中学生の方が元気いっぱいでした。
薩川集落の方々も応援に駆け付けておりました。ありがとうございます。
(この日の午前中は、薩川中もロードレース大会があったそうです。)
皆さんの手には、日の丸がはためいていました。
日の丸は、シマ復帰の象徴でもあります。
こうして、復帰60周年を記念した俵中学校の大きな行事が終了しました。
こうして、復帰60周年を記念した俵中学校の大きな行事が終了しました。
私も復帰50周年を迎えた時には、
何をしたのか、今でもはっきりと覚えています。
きっと今年の記念行事も
何をしたのか、今でもはっきりと覚えています。
きっと今年の記念行事も
参加した生徒たちの心に残ることでしょう。
12月25日。
この日は、奄美群島が再び「日本」になった日。
そして、奄美群島復帰に尽力した先人たちの努力が結実した日。
その思いを大切に、そして忘れないために、
いつまでも後世に伝えて行きたい記念日です。
瀬戸内町
2013年
S.B.I 調査員 K.K
S.B.I 調査員 K.K
2013年12月16日
芭蕉の糸つくり体験
11月24日(日)
秋晴れの爽やかな気候の中、芭蕉糸の親子ワークショップが始まりました。
今回のワークショップは、瀬戸内町文化遺産活用実行委員会主催による
平成25年度伝統文化親子体験教室事業「芭蕉の糸とコースターつくり」というものです。
今回は、「芭蕉の糸作り」を親子で楽しく学び、作るワークショップ。
芭蕉といえば、食べるバナナを浮かべる人が多いことでしょう。
実は、芭蕉には実を食べる実芭蕉と幹から繊維を取る糸芭蕉があるのです。
今回の主役は、この糸芭蕉です。
まずは瀬戸内町立 図書館・郷土館 で、ご指導頂く内山先生のお話や今日一日の予定を聞きました。
奄美市名瀬を中心に活動されている「あまみ~るクラブ」代表の内山初美先生は、笑顔がステキで、織物に対する愛情たっぷり。
糸芭蕉に関わられて10年ほどだそうで、ご自分でも芭蕉布を織ったり、沖縄や沖永良部島の工房を訪ねたり、
研究熱心でお話に引き込まれました。

総勢30名ほどの参加者たちは、親子の方や芭蕉に興味のある女性など…
皆さん、ワクワクした表情です。
いざ、芭蕉を倒しに須手へ車移動。
①ウー(苧)剥ぎ
糸芭蕉の根元20㎝より、ノコギリで切ります。
驚くほど、水分たっぷりの芭蕉ちゃん。
この液が洋服に付着すると、染みになりますので、ご注意くださいな。
切ったところから、1メートルの長さに上部も切り落とします。
親子は交代しながら、息を合わせて協力作業。子供でも簡単に切れます。


この糸芭蕉を倒す作業は、10月~2月の寒い時期に行うもので、春から夏の間に芯止めという葉の生えている上部を切り落とす手入れをします。
この手入れをすることにより、花や実や葉に行き渡る栄養を幹に蓄え、上質な糸になるのでしょう。
だいたい3年が、刈り取りに適した時期で、それ以上になると繊維が硬くなるそうです。
さぁー、図書館前庭へ戻り、次の作業です。
倒した糸芭蕉を根元を上に向け、外皮を剥がします。
ここでもったいない精神は必要ありません。これでもかとガシガシ剥きます。キレイな薄緑色になるまで、ドンドン剥きます。
次が肝心な糸となる皮を剥ぐ口割い(くちわい)作業です。
引き続き、根元を上に向け、幅1~1.5㎝にナイフで切り込みを入れ、下まですーっと剥ぎ取ります。
切り込みを入れてから、体を後ろへ倒していくと、キレイに下まで取れるようです。
ここで重要なことは、剥ぎ取った繊維の根元は根元で持っておくこと。
これが、糸になるときに重要です。

この作業は子供たちがハマっていました。

親が糸芭蕉の幹を支え、子供が皮を剥ぐ。
回数を重ねるごとに、上手に剥ぐことが出来るようになり、楽しそうです。


糸芭蕉の繊維は、内側ほど良質で、着物や帯を織る糸になります。
外側はアクセサリーやコサージュなどに用いられています。
いつもは3種類に分けるそうですが、今回は、内側と外側の2種類に分けました。
江戸時代に記された『南島雑話』では、なんと6種類に分けていたそうです。


最後に片手に握れる剥ぎ取った繊維を、少しだけ根元を出して、3つに折り曲げます。

根元から1本取り出し、3つ折りにした部分にクルクル巻き付け、重なり合った部分に挟み込んで完成。
②ウー(苧)炊き
大きな鍋に灰汁を入れ、鍋の縁から反対側の縁までロープを敷いておきます。ロープはひっくり返す際に役立ちます。その上に3つ折りにした外側の糸芭蕉を入れてマキで炊きます。

外側と内側では炊く時間が違います。
硬い外側は沸騰してから10分、ひっくり返して20分。柔らかい内側は沸騰してから10分、ひっくり返して10分。
これはあくまで目安の時間で、その糸芭蕉や灰汁によっても異なるとのことです。
この煮ている時間に、ランチタイム。
気持ちの良いお天気なので、持参したお弁当を広げれば、まるでピクニック。
焼き芋をする焚き火が始まり、子供たちは駆け回り、穏やかな時間です。
おっと、煮えてきたようです。

キラキラ薄ピンクに輝いていた糸芭蕉が渋い黄金色に変化していました。
大きなボールに煮えた糸芭蕉の束が崩れないように引き上げ、
少し煮汁をかけ、糸芭蕉の葉を被せ蒸らします。
今回は糸芭蕉の葉をフタにしましたが、ナイロン袋などでもいいようです。

しばらく蒸らした後、ボールに水を入れ、束を崩さないよう慎重に洗います。
2度ほど洗ったら、今度は水切りです。
穴のあいた容器に糸芭蕉の束を並べ、上に おもし をします。今回は30分ほどの水切りでしたが、
一晩しっかり水切りする工房もあるそうです。
同様に内側も煮て、蒸して、水切りです。
③ウー(苧)挽き
さぁー、クライマックスの作業です。
水切りした糸芭蕉の束を広げ、その中からひと束を取り出し、根の方15㎝ほどの部分を左手で持ち、竹のハサミを右側へ引き、不要物をしごき落とします。
これでもかと、しごき落とします。

ヌチャヌチャした不純物が竹のハサミに残ります。
この不純物はゴミではなく、なんと紙の原料になるのです。
糸芭蕉に捨てるところなし。
キレイに不純物が取れると、少しづつ束がほどけ、糸のようになっていきます。

左手で持っていた部分を逆に持ち替え、根の方15㎝も、竹のハサミでシャーとしごきます。
これをひと束づつ、丁寧に繰り返し行います。

かなり根気のいる作業ですが、参加している方たちと語り語りしながらやると、楽しい作業になりました。

昔はシマ(集落)の協同作業として、糸芭蕉をしていたそうです。
それだけ人手がいるし、手間がかかるし、シマをあげてしないと成り立たなかったのでしょう。

④ウー(苧)うみ
最後に図書館2階へ戻り、はた結びの練習です。この結び方は大島紬と同じです。

不純物を取り除いた糸芭蕉は風通しの良い日陰で乾かし、クルクル巻いてチング巻きにして保存します。
糸にする際は、しばらく水にチング巻きを付け、根を左手に持ち、右手で希望の太さに裂いていきます。
何本か裂いたら、糸の端と、次の糸の根の方をはた結びします。
これで糸芭蕉の糸の完成です。
糸芭蕉には、常に水分が必要なので、糸をうむ時、機織りをする際、必ず水分を与えてあげるそうです。
現在は芭蕉布といえば、沖縄が主流ですが、昔は琉球王国へ奄美大島の芭蕉の糸を輸出していたり、江戸時代の奄美大島の人々は芭蕉布の着物を付けていたり、奄美大島と芭蕉は昔は深い関わりがあったようです。
奄美大島特産の大島紬のベースになったのも、どうやら芭蕉布らしいのです。
そんな興味深いお話も、内山先生から伺い、ますます芭蕉布世界へ引き込まれた一日でした。
次回12月8日は、芭蕉糸でコースターを織ります。皆さんで、トントンしちゃいましょう。
11月24日(日) 瀬戸内町古仁屋
調査員 a.s
秋晴れの爽やかな気候の中、芭蕉糸の親子ワークショップが始まりました。
今回のワークショップは、瀬戸内町文化遺産活用実行委員会主催による
平成25年度伝統文化親子体験教室事業「芭蕉の糸とコースターつくり」というものです。
今回は、「芭蕉の糸作り」を親子で楽しく学び、作るワークショップ。
芭蕉といえば、食べるバナナを浮かべる人が多いことでしょう。
実は、芭蕉には実を食べる実芭蕉と幹から繊維を取る糸芭蕉があるのです。
今回の主役は、この糸芭蕉です。
まずは瀬戸内町立 図書館・郷土館 で、ご指導頂く内山先生のお話や今日一日の予定を聞きました。
奄美市名瀬を中心に活動されている「あまみ~るクラブ」代表の内山初美先生は、笑顔がステキで、織物に対する愛情たっぷり。
糸芭蕉に関わられて10年ほどだそうで、ご自分でも芭蕉布を織ったり、沖縄や沖永良部島の工房を訪ねたり、
研究熱心でお話に引き込まれました。

総勢30名ほどの参加者たちは、親子の方や芭蕉に興味のある女性など…
皆さん、ワクワクした表情です。
いざ、芭蕉を倒しに須手へ車移動。
①ウー(苧)剥ぎ
糸芭蕉の根元20㎝より、ノコギリで切ります。
驚くほど、水分たっぷりの芭蕉ちゃん。
この液が洋服に付着すると、染みになりますので、ご注意くださいな。
切ったところから、1メートルの長さに上部も切り落とします。
親子は交代しながら、息を合わせて協力作業。子供でも簡単に切れます。

この糸芭蕉を倒す作業は、10月~2月の寒い時期に行うもので、春から夏の間に芯止めという葉の生えている上部を切り落とす手入れをします。
この手入れをすることにより、花や実や葉に行き渡る栄養を幹に蓄え、上質な糸になるのでしょう。
だいたい3年が、刈り取りに適した時期で、それ以上になると繊維が硬くなるそうです。
さぁー、図書館前庭へ戻り、次の作業です。
倒した糸芭蕉を根元を上に向け、外皮を剥がします。
ここでもったいない精神は必要ありません。これでもかとガシガシ剥きます。キレイな薄緑色になるまで、ドンドン剥きます。
次が肝心な糸となる皮を剥ぐ口割い(くちわい)作業です。
引き続き、根元を上に向け、幅1~1.5㎝にナイフで切り込みを入れ、下まですーっと剥ぎ取ります。
切り込みを入れてから、体を後ろへ倒していくと、キレイに下まで取れるようです。
ここで重要なことは、剥ぎ取った繊維の根元は根元で持っておくこと。
これが、糸になるときに重要です。

この作業は子供たちがハマっていました。
親が糸芭蕉の幹を支え、子供が皮を剥ぐ。
回数を重ねるごとに、上手に剥ぐことが出来るようになり、楽しそうです。
糸芭蕉の繊維は、内側ほど良質で、着物や帯を織る糸になります。
外側はアクセサリーやコサージュなどに用いられています。
いつもは3種類に分けるそうですが、今回は、内側と外側の2種類に分けました。
江戸時代に記された『南島雑話』では、なんと6種類に分けていたそうです。

最後に片手に握れる剥ぎ取った繊維を、少しだけ根元を出して、3つに折り曲げます。
根元から1本取り出し、3つ折りにした部分にクルクル巻き付け、重なり合った部分に挟み込んで完成。
②ウー(苧)炊き
大きな鍋に灰汁を入れ、鍋の縁から反対側の縁までロープを敷いておきます。ロープはひっくり返す際に役立ちます。その上に3つ折りにした外側の糸芭蕉を入れてマキで炊きます。
外側と内側では炊く時間が違います。
硬い外側は沸騰してから10分、ひっくり返して20分。柔らかい内側は沸騰してから10分、ひっくり返して10分。
これはあくまで目安の時間で、その糸芭蕉や灰汁によっても異なるとのことです。
この煮ている時間に、ランチタイム。
気持ちの良いお天気なので、持参したお弁当を広げれば、まるでピクニック。
焼き芋をする焚き火が始まり、子供たちは駆け回り、穏やかな時間です。
おっと、煮えてきたようです。

キラキラ薄ピンクに輝いていた糸芭蕉が渋い黄金色に変化していました。
大きなボールに煮えた糸芭蕉の束が崩れないように引き上げ、
少し煮汁をかけ、糸芭蕉の葉を被せ蒸らします。
今回は糸芭蕉の葉をフタにしましたが、ナイロン袋などでもいいようです。

しばらく蒸らした後、ボールに水を入れ、束を崩さないよう慎重に洗います。
2度ほど洗ったら、今度は水切りです。
穴のあいた容器に糸芭蕉の束を並べ、上に おもし をします。今回は30分ほどの水切りでしたが、
一晩しっかり水切りする工房もあるそうです。
同様に内側も煮て、蒸して、水切りです。
③ウー(苧)挽き
さぁー、クライマックスの作業です。
水切りした糸芭蕉の束を広げ、その中からひと束を取り出し、根の方15㎝ほどの部分を左手で持ち、竹のハサミを右側へ引き、不要物をしごき落とします。
これでもかと、しごき落とします。

ヌチャヌチャした不純物が竹のハサミに残ります。
この不純物はゴミではなく、なんと紙の原料になるのです。
糸芭蕉に捨てるところなし。
キレイに不純物が取れると、少しづつ束がほどけ、糸のようになっていきます。
左手で持っていた部分を逆に持ち替え、根の方15㎝も、竹のハサミでシャーとしごきます。
これをひと束づつ、丁寧に繰り返し行います。
かなり根気のいる作業ですが、参加している方たちと語り語りしながらやると、楽しい作業になりました。
昔はシマ(集落)の協同作業として、糸芭蕉をしていたそうです。
それだけ人手がいるし、手間がかかるし、シマをあげてしないと成り立たなかったのでしょう。

④ウー(苧)うみ
最後に図書館2階へ戻り、はた結びの練習です。この結び方は大島紬と同じです。
不純物を取り除いた糸芭蕉は風通しの良い日陰で乾かし、クルクル巻いてチング巻きにして保存します。
糸にする際は、しばらく水にチング巻きを付け、根を左手に持ち、右手で希望の太さに裂いていきます。
何本か裂いたら、糸の端と、次の糸の根の方をはた結びします。
これで糸芭蕉の糸の完成です。
糸芭蕉には、常に水分が必要なので、糸をうむ時、機織りをする際、必ず水分を与えてあげるそうです。
現在は芭蕉布といえば、沖縄が主流ですが、昔は琉球王国へ奄美大島の芭蕉の糸を輸出していたり、江戸時代の奄美大島の人々は芭蕉布の着物を付けていたり、奄美大島と芭蕉は昔は深い関わりがあったようです。
奄美大島特産の大島紬のベースになったのも、どうやら芭蕉布らしいのです。
そんな興味深いお話も、内山先生から伺い、ますます芭蕉布世界へ引き込まれた一日でした。
次回12月8日は、芭蕉糸でコースターを織ります。皆さんで、トントンしちゃいましょう。
11月24日(日) 瀬戸内町古仁屋
調査員 a.s
2013年12月14日
「ブログベスト10」 3位!
奄美新聞記者が選ぶブログベスト10!
11月ランキングで、
「あまみヒギャジマンプロジェクト2」が3位に輝きました!!

当ブログ記事を選んでいただき、ありがとうございました!
今回、選んでいただいた記事は
11月22日 SBI講座「瀬戸内町の戦争遺跡について」 です。
瀬戸内町・加計呂麻島には、たくさんの戦争関連遺跡があります。
『「戦争」が残していったものは何か?』
加計呂麻島のゆったりとした時間の中、残された『モノ』を、
たどってみてはいかがでしょうか?
今後も、シマの宝を発見して、皆様にお届けしますので、
どうぞよろしくお願いいたします!!!
2013.12.14
S.B.I 隊長鼎
11月ランキングで、
「あまみヒギャジマンプロジェクト2」が3位に輝きました!!

当ブログ記事を選んでいただき、ありがとうございました!
今回、選んでいただいた記事は
11月22日 SBI講座「瀬戸内町の戦争遺跡について」 です。
瀬戸内町・加計呂麻島には、たくさんの戦争関連遺跡があります。
『「戦争」が残していったものは何か?』
加計呂麻島のゆったりとした時間の中、残された『モノ』を、
たどってみてはいかがでしょうか?
今後も、シマの宝を発見して、皆様にお届けしますので、
どうぞよろしくお願いいたします!!!
2013.12.14
S.B.I 隊長鼎
2013年12月09日
第38回瀬戸内町文化祭 で展示して参りました
11月16日から2日間の日程で
身近にもまだまだ戦跡は残っていると思いますので、発見したらぜひ教えてくださいね。
③最近見つけたヒギャジマン

ブログ等で使用した写真を掲示しました。
しかし、1日目から見学者の評判は良好!
おじいちゃんや、おばあちゃん、そして、子ども達まで興味津々。

戦跡マップを前に戦時中の記憶をたどっている方も・・・

映像を見ながら懐かしい思い出話をされる方も・・・

傷病動物搬送方法をじっくり学ぶ子供も。(将来は、動物病院の先生かな?)
2日目も大変評判が良かったです。


今回の文化祭での展示。
私たち瀬戸内町文化遺産活用実行委員会の活動内容を、
第38回瀬戸内町文化祭は無事、大盛況で終わりました。

今回の評判を機に、これからもシマの文化遺産の調査を頑張っていきたいと思います。
S.B.I 調査員 K.K
2013.11.17
「第38回瀬戸内町文化祭」が開催されました。
今年は、奄美群島日本復帰60周年記念という節目の年でもあります。
毎年続いております文化祭の日程は、
1日目:作品展示
2日目:作品展示・舞台発表
となっております。
今年も、陶芸、花道、茶道、小学生の絵画作品等、皆さんのいろいろな作品が展示されておりました。

我々、瀬戸内町文化遺産活用実行委員会も
この日のために汗水を流して、これまで調べてきたものをまとめた作品を一つ一つ仕上げて参りました。

こちらが瀬戸内町文化遺産活用実行委員会の展示コーナーです。
①ヤマシギの保護

どうですか?本物のヤマシギがいるみたいでしょう。
これは、S.B.I講座「動物病院の先生がやって来た」で教えていただいた、傷病動物の搬送方法を説明しております。
②瀬戸内戦争遺跡

SBI講座「瀬戸内町の戦争遺跡について」で調査した「戦争遺跡」を題材として、
今年は、奄美群島日本復帰60周年記念という節目の年でもあります。
毎年続いております文化祭の日程は、
1日目:作品展示
2日目:作品展示・舞台発表
となっております。
今年も、陶芸、花道、茶道、小学生の絵画作品等、皆さんのいろいろな作品が展示されておりました。
我々、瀬戸内町文化遺産活用実行委員会も
この日のために汗水を流して、これまで調べてきたものをまとめた作品を一つ一つ仕上げて参りました。
こちらが瀬戸内町文化遺産活用実行委員会の展示コーナーです。
①ヤマシギの保護
どうですか?本物のヤマシギがいるみたいでしょう。
これは、S.B.I講座「動物病院の先生がやって来た」で教えていただいた、傷病動物の搬送方法を説明しております。
②瀬戸内戦争遺跡
SBI講座「瀬戸内町の戦争遺跡について」で調査した「戦争遺跡」を題材として、
各集落の貴重な戦跡を地図上で表示しました。
身近にもまだまだ戦跡は残っていると思いますので、発見したらぜひ教えてくださいね。
③最近見つけたヒギャジマン
ブログ等で使用した写真を掲示しました。
瀬戸内町内の文化、自然を感じることができます。
④瀬戸内映像遺産

各集落でも、あまり見られなくなってきた光景。
そういったものを後世に残し、受け継ぐために、映像記録化にも取り組んでいます。
⑤油井の豊年祭

種もみまきからスタートし、豊年祭の準備から当日までを記録した密着取材をまとめました。
④瀬戸内映像遺産
各集落でも、あまり見られなくなってきた光景。
そういったものを後世に残し、受け継ぐために、映像記録化にも取り組んでいます。
⑤油井の豊年祭
種もみまきからスタートし、豊年祭の準備から当日までを記録した密着取材をまとめました。
(密着取材は、ブログでも報告しているので、ご覧ください)
⑥あまみのいきものだいしゅうごう

子ども達の作品です。
⑥あまみのいきものだいしゅうごう
子ども達の作品です。
色とりどりのシマの生き物たちが見学者を迎えておりました。
以上、いろ~んな展示品をご用意!!
ただ・・・、気になるのはお客様からの評価。
(私は、展示物の近くで様子を観察・・・)
*****
以上、いろ~んな展示品をご用意!!
ただ・・・、気になるのはお客様からの評価。
(私は、展示物の近くで様子を観察・・・)
*****
しかし、1日目から見学者の評判は良好!
おじいちゃんや、おばあちゃん、そして、子ども達まで興味津々。
戦跡マップを前に戦時中の記憶をたどっている方も・・・
映像を見ながら懐かしい思い出話をされる方も・・・
傷病動物搬送方法をじっくり学ぶ子供も。(将来は、動物病院の先生かな?)
2日目も大変評判が良かったです。
今回の文化祭での展示。
私たち瀬戸内町文化遺産活用実行委員会の活動内容を、
皆さんに知って頂ける機会となれたなら、とても嬉しいです。
第38回瀬戸内町文化祭は無事、大盛況で終わりました。
今回の評判を機に、これからもシマの文化遺産の調査を頑張っていきたいと思います。
また、調査成果をたくさんの方に知って頂けるように取り組んで参りたいです。
今回、文化祭で展示したものは、瀬戸内町図書・郷土資料館の1階図書館にて展示しております。
今回、文化祭で展示したものは、瀬戸内町図書・郷土資料館の1階図書館にて展示しております。
お近くまでお寄りの際は、ぜひご覧ください。
瀬戸内町
瀬戸内町
S.B.I 調査員 K.K
2013.11.17
2013年12月06日
『デイゴヒメコバチ』ってなあに? 講座開催!
平成25年12月11日(水) 瀬戸内町立図書館・郷土館にて、
瀬戸内町文化遺産活用実行委員会・講座
『デイゴヒメコバチ』ってなあに?
を開催いたします。
奄美群島や琉球諸島は、世界自然遺産登録にむけて動いています。
世界自然遺産登録に向かう上では、在来種だけでなく、
外来種の及ぼす影響も知っておくことが必要だと思います。
近年、瀬戸内町においても、「外来種」による影響を受けた植物があります。
それは、文化遺産であり観光資源でもある樹木 「デイゴ」です!
瀬戸内町では「デイゴ」 に寄生する「ハチ」が大量発生して、デイゴが枯れてしまう被害が出ています。
このハチが、「デイゴヒメコバチ」。
被害を受けたデイゴの葉は、このようなコブができます。

(2013年11月 瀬戸内町安脚場 撮影)
今回は、鹿児島大学の先生をお招きして、
これまで行っている 「デイゴヒメコバチへの防除法」 や、
「デイゴの保護対策について」お話を聞きながら考えていく講座を開催します。
皆さんと一緒に、文化遺産である 「デイゴ」 をどう守って、活かしていくかについて、
考える機会となれば幸いです。
※くわしくは、 チラシ をご覧ください。
↓↓↓

S.B.I お知らせ
2013.12
瀬戸内町文化遺産活用実行委員会・講座
『デイゴヒメコバチ』ってなあに?
を開催いたします。
奄美群島や琉球諸島は、世界自然遺産登録にむけて動いています。
世界自然遺産登録に向かう上では、在来種だけでなく、
外来種の及ぼす影響も知っておくことが必要だと思います。
近年、瀬戸内町においても、「外来種」による影響を受けた植物があります。
それは、文化遺産であり観光資源でもある樹木 「デイゴ」です!
瀬戸内町では「デイゴ」 に寄生する「ハチ」が大量発生して、デイゴが枯れてしまう被害が出ています。
このハチが、「デイゴヒメコバチ」。
被害を受けたデイゴの葉は、このようなコブができます。
(2013年11月 瀬戸内町安脚場 撮影)
今回は、鹿児島大学の先生をお招きして、
これまで行っている 「デイゴヒメコバチへの防除法」 や、
「デイゴの保護対策について」お話を聞きながら考えていく講座を開催します。
皆さんと一緒に、文化遺産である 「デイゴ」 をどう守って、活かしていくかについて、
考える機会となれば幸いです。
※くわしくは、 チラシ をご覧ください。
↓↓↓

S.B.I お知らせ
2013.12